超自然・
屋久島ツーデーマーチ事務局

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里めぐりのご案内

 屋久島町には、「集落」という暮らしの単位が古くからあり、現在は26の集落に分かれています。道路が整備されていなかった頃は、各集落が暮らしの基本的な単位であり、隣の集落へ船に乗らないと行けない場所などもありました。道路が整備された現在も、それぞれの集落独自の文化が残っており、行事なども集落単位で行われています。
 各集落が現在に至るまで受け継いできた歴史や文化などの魅力を一日で満喫できるコースとなっています。

第1日目 11月9日(土) 里めぐり

◆まんてん・平家の里コース◆ 吉田地区
 定員 : 20名
 受付 : 10:00~10:20(吉田生活館)
 出発式 : 10:20~10:30(吉田生活館)
 スタート : 10:30(吉田生活館)
 ゴール : 14:00
 資料 : 吉田散策マップ.pdf
 吉田集落は、屋久島の北西部に位置し、集落の地形は、奥岳に九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)を擁し、その前岳山群の中の吉田岳(1,165m)を背後に、支流吉田川の河岸段丘に広がっています。
山が海にせまる急峻な地形を利用して家々が軒を寄せ合い、仲良く暮らし、全戸が家族のような結束の固い集落です。
 
 同集落は、屋久島古地図に載る由緒ある集落で、平家の落人伝説が残っています。平家の落人伝承は、1202年(健仁2年)平清房らが上陸して築城したと伝えられ、また『種子島家家譜』には、12代忠時が1524年(大永4年)に吉田城を築いたとあります。
 また、平成14年には、NHK朝の連続ドラマ「まんてん」のロケ地として全国に放映されました。集落の前面には東シナ海を望み、海上に沈む夕日は絶景で観光スポットとして脚光を浴びています。

◆森・水・人ふれあいの里コース◆宮之浦地区
 定員 : 20名
 受付 :  9:30~ 9:50(中央会場)
 出発式 :  9:50~10:00(中央会場)
 スタート : 10:00(中央会場)
 ゴール : 14:30
 資料  宮之浦散策マップ.pdf
 宮之浦集落は、屋久島の北東部に位置し、屋久島四大河川の一つ宮之浦川の河口両岸に開けた大集落です。現在屋久島で最も人口が多い集落で3,000人ほどの人が暮らしています。
 宮之浦が歴史上に登場するのは河口に鎮座する益救神社(主祭神ヒコホホデミノミコト=山幸彦)の記述からです。益救神社は1200年の歴史がある屋久島山岳信仰の総本山で、鎮守の山の神である一品宝珠大権現が祀られています。西暦927年、「延喜式」の神名帳に全国3132座の一つとして記載されている日本最南端の「式内社」です。
 
 また、藩政時代には奉行所が置かれ、屋久島統治の中心地として繁栄しました。客死した島津藩士や僧侶の墓は「檀那墓」と呼ばれ、町指定の文化財として共同墓地に保存されています。
 明治維新後、町村制が施行された1889年(明治22年)に同集落に上屋久村役場が置かれ、この頃より集落は村の中心として発展し始め、現在に至ります。

第2日目 11月10日(日) 里めぐり

◆職人の里 体験コース◆ 春牧地区
 定員 : 20名
 受付 :  8:30~ 8:50(春牧福祉館)
 出発式 :  8:50~9:00(春牧福祉館)
 スタート : 9:00(春牧福祉館)
 ゴール : 15:00
春牧集落は、屋久島の南東部に位置し、屋久島の四大河川の一つ、安房川右岸の海岸段丘上にある集落です。屋久島南部でもっとも平坦地が広く、前岳から海へゆるやかな東向傾斜地となっています。
 かなり昔から人が住んでいたようで、縄文期・弥生期の石器や土器が多数出土しており、とくに「横峰遺跡」は、西日本の縄文文化研究の重要な遺跡とされています。 
 また、約5000年前の隆起珊瑚礁の海岸である春田浜があり、国指定天然記念物のオカヤドカリやリュウキュウコケリンドウなど貴重な動植物も自生しています。
 
 同地区の里のエコツアーにつきましては、屋久杉工芸品等の地元特産品の加工場が多い事から、オプションとして屋久杉工芸品の加工体験及び屋久島焼き(陶器)の加工体験が出来る『産業体験型』のエコツアーを計画しています。

◆平内海中温泉コース◆平内地区
 定員 : 20名
 受付 :  9:00~ 9:20(平内生活館)
 出発式 :  9:20~9:30(平内生活館)
 スタート : 9:30(平内生活館)
 ゴール : 14:30
 資料 : 平内散策マップ.pdf
 平内集落は、屋久島の最南部に位置し、「太陽は真東に昇り、真西に沈む」所といわれています。また東西約3.5㎞の割合なだらかな土地で、季節風もさして当らず雨量も少なく温暖な地域です。集落は豊かな照葉樹林が広がり、絶滅危惧種ヤクタネゴヨウの貴重な自生地でもあります。
 集落内には多くの神社があり、八幡神社には氏神様が祀られ、その東側には安産神が祀られ、他に青年神社、恵比寿神社、火の神様、湯の神様等、たくさんの神様が祀られています。
 
 大正13年、西開墾の黒葛原兼成翁(つづらばらかねなり)が台湾よりポンカンを導入して、村人に植栽を勧め、屋久島ポンカン発祥の里となりました。現地に最初に導入された苗の原木が生きており、今もたわわに実をつけます。また、干潮時のみに入浴できる露天・混浴の「平内海中温泉」は観光スポットとして有名です。 

◆ガジュマルの里コース◆中間地区
 定員 : 20名
 受付 :  9:00~ 9:20(中間公民館)
 出発式 :  9:20~9:30(中間公民館)
 スタート : 9:30(中間公民館)
 ゴール : 14:00
 資料 : 中間散策マップ.pdf
 中間集落は、屋久島の南西部に位置し、中間集落の信仰の対象にもなっている、七五岳(1,488m)を源流とする、中間川の河口に位置し、カツオやシビ、トビウオの好漁場である七瀬、沖の白瀬などを前にして、昔から漁場で栄えた集落です。        
 中間川は七五岳から流れ下る二級河川で、旧県道中間橋との間の川辺にはガジュマルの巨木が生い茂っています。旧橋両側の小道のアーチのようになったガジュマルは特に見事で「中間ガジュマル」として観光ポイントになっています。
 
 集落内の森山には、小高い所に中間神社(祭神=ヒコホホデミノミコト、オオヤマヅミノミコト)が鎮座し、「モリヤマサマ」と親しまれています。
 中間川に沿って少し山手へ行くと熱帯果樹と花を集めた「屋久島フルーツガーデン」があります。他では見る事が出来ない珍しい熱帯植物や、熱帯フルーツの試食で人気があり、屋久島を代表する観光名所の一つとなっています。

第1日目 11月9日(土)

◆13km◆白谷雲水峡パノラマコース

 受付

 

  8:30~ 9:00(中央会場)(バスで白谷へ)

 出発式

 

  9:50~10:00(白谷雲水峡)

 スタート

 

  10:00(白谷駐車場)

 ゴール

 

  13:00(中央会場)



 白谷雲水峡の林内を「ひりゅう橋」から「弥生杉(推定樹齢3,000年)」を経て、屋久島総合自然公園(中央会場)まで、標高650メートルの森から一気に下るコースです。周りの山々の新緑や眼下に見える海など、空から里へとつながる、大パノラマが堪能できるコースです。(※日本の美しい歩きたくなる道500選認定コース」)

◆5km◆白谷雲水峡原生林トレッキングコース(標高800m)

 受付

 

   9:30~ 10:15(中央会場)(バスで白谷へ)

 出発式

 

  11:00~11:10(白谷雲水峡)

 スタート

 

  11:10(白谷駐車場)

 ゴール

 

  15:30(白谷駐車場)(バスで中央会場へ)


 標高650メートルから800メートル付近に整備された起伏に富んだトレッキングコースです。途中「弥生杉※(推定樹齢3,000年)」や「奉行杉(推定樹齢1,000年以下)」といった屋久杉の巨木や、苔むす原生の森を見ることができ、木の根をまたいだり沢を渡ったりと原生の森を楽しむ屋久島ならではのコースです。(水源の森百選、新かごしま百景 ※森の巨人たち百選)

第2日目 11月10日(日)

◆25km◆世界自然遺産コース
(永田→大川の滝)

 受付

 

  7:00~ 7:45(永田公民館)

 出発式

 

  7:45~8:00(永田公民館)

 スタート

 

  8:00(永田公民館)

 ゴール

 

  15:00(大川の滝)

  屋久島の西北に位置する永田地区の公民館から「屋久島灯台」、世界自然遺産登録地の「西部林道」を経て、栗生の「大川(おおこ)の滝※」までを歩きます。緑の天蓋や海岸線の美しい景観を楽しめるとともに、ヤクザルやヤクシカとの出会いも期待できます。屋久島灯台の一般開放もあります。 (※日本の滝百選)


◆13km◆足湯・滝めぐりコース
(尾之間→千尋の滝→尾之間温泉)

 受付

 

  8:00~ 8:45(尾之間会場)

 出発式

 

  8:45~9:00(尾之間会場)

 スタート

 

  9:00(尾之間会場)

 ゴール

 

  13:00(尾之間温泉)

 屋久島南部の尾之間会場をスタートし、落差30メートルの「龍神の滝」、66メートルの「千尋(せんぴろ)の滝※」をめぐり、「尾之間温泉」でゴールします。千尋の滝展望台から見渡せる花崗岩の一枚岩(400m×200m)は圧巻、壮大な景観を楽しんだ後、ゴールの「尾之間温泉」でつかる足湯は最高です。(※新かごしま百景)